ストレスを上手にはけさせる
ストレスの解消には大きく分けて2つの方法があります。
一つは、「いい、悪い」と思っている価値観を等価値化、フラット化することです。
今まで悪いこと、いけないことと思ってきたことを、そうあっても良いんだと、縛りを解除してあげるのです。
否定している事から、人はストレスをうけます。ですから、悪を赦し、何事もそうあってよいと肯定していくことです。
これは、頭で考えて納得できる物では無く、「赦しの実践」という方法でニュートラル化させるのです。
すると、今が完全であることが分かり、今ここで満足している自分になります。
これは自我を消滅させていく方法でもあるのですが、一人で簡単にできる訳ではありません。
嫌味な上司、うるさい親、泣き止まない子供、嘘をつく人々とその時その時に「赦しの実践」を適応させていくようにするからです。
もう一つ良い方法があります。五分ほど時間が、必要です。
それが、じっとストレスを感じ続けることです
ストレスなことがあったら、そのストレスを避けようとせずに、その中にじっと身をおき、5分間感じ続けます。
すると、あら不思議、5分後には、ストレスだと感じられなくなります。
もう、ストレスだと認識できないようになるまで時間をかけて感じ続けてください。
5分たって、少しでもストレスが残っていたら、もうあと5分やって、完全にストレスだと感じられなくなるまですることが重要です。ひとかけらも、残さないことです。
この2つの方法はどちらも同じ効果です。「赦しの実践」は早くて簡単ですが、じっくり感じきりたい時もありますよね。
なかなか等価できない自分を責めないで、今の私は感じきりたいんだなと、この方法に切り替えてみてください。
人間は、体験経験するために存在しています
体験とは、良いと悪いの両方です。
良いが悪いを産み、悪いが良いを産むこの2極相対の世界は、コインの裏表と同じで、どちらも同価値で、どちらが良いとか悪いとかはありません。
この真理がわかると、今が完全であることか腑に落ち、自分を制限していたのは、自分自身だということが分かります。
今に不足感のない自分、その思いが未来に投影され、満足な未来がやってきます。
悪はいけないと否定していると、現在が不満であると思っているということですから、自分の思い通りに不満な未来がもたらされます。
今、目の前に在る状況は、100%自分の思いが作ったのです。
自我の欲望とは、不足意識です。不足意識をもっていながら、満ち足りた未来が来ることはありません。欠落した未来がやって来ます。人間、思い通りになっているのです。
価値観を等価して、自我の欲望(不足感)を中和して、内なる本当の自分に委ねきりましょう。
価値が同じとなり、どちらでも良くなって、私欲が無くなった時に、世界一の自分になれるドアが開き、源からの出来事がもたらされるのです。