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もう一つの生き方

私達は、今まで周りからこんな事を言われて、それを共通の「価値観」として当たり前の様に身につけて育ってきました。

夢や希望を持って、それを実現させる為に、人の何倍も努力して、成し遂げた人が成功者である??? 本当に?

我々は小学生のときから、「将来の夢」などという感想文を書く機会もあり、「将来何がしたいのか?」「何になりたいか」と、人から繰り返し聞かされます。

聞く人も、特別な興味があるからではなく、挨拶のようなものとして、何気なく子供にこの質問をします。

やがてはこの様な社会的通念が、私たちに刷り込まれて、「人は夢や目的を持って、それを達成する為に努力して生きなければならない」という価値観が身につきます。

夢を追って、努力している姿こそがキラキラと輝いている事と錯覚してしまうのです。

そして、人や自分に「夢や目的」を強要していくのです。

夢、希望、努力の空しさ

夢や希望は、達成したからといって、満足できる物ではありません。

人間は、もっともっとと、常に夢や希望は膨らんで行き、取り留めなく、右肩上がりに膨大していくのです。

たとえば、商売で10万売り上げたら、次は50万、それを達成したら、こんどは100万と永遠に尽きる事はない欲求(夢や希望)が続くのです。

常に持っている不満と恐れ

そういう人生観を持つと、常に心を支配しているのが、こう変えなければという欲求と、不足感と、得れない恐怖感です。

人は達成できない事を恐れて、達成したら、それを失う事を恐れる

永遠の、終わりの無い消耗レースの中に生きているのです。

人生苦しんで、すり減らして生きているのです。

しかしもう、そんな消耗レースを手放してみてはいかがでしょうか?

苦しみの原因は、思い通りにならないこと

人間が一番辛く、苦しく感じる事は、思いどうりにならないことなのです。

言い換えれば、夢や希望という欲求が叶わないことです。

それでもまだ、社会的価値観を受け入れて、レースを続け、永遠に満たされない不満の中で、消耗していきたいのか、考えてみてはいかがでしょうか。

それが、今回お伝えしたいテーマである、思いを持たないことの重要性、つまりもともとその思いはどこから来るのかを突き止めて、思いを手放していくことの良さです。

思いを手放すという、もう一つの生き方

なかなか出来ない覚悟が、この夢や希望を持たない生き方です。

長い事、夢や希望を持ち、それを達成するのが人生だと、言い聞かせられていたこの価値観は、手放す事が恐怖にさえ感じます。

本当に手放しても良いのだろうか?

夢を持たないと堕落してしまうのではないのか?

むくむくと自我が抵抗してくるからです。

しかし、夢や希望を追っても、もっともっとと、欲求が起こり、消耗レースでしかありませんでした。永遠に満ち足りない人生に身を置き、脅迫観念の中に生きる事は明白なのです。

もういいやと、夢や目的を手放していきましょう。

物事を「こう変えてやろう」としない生き方です。

自分の思い通りにしない生き方です。

やがて、あれ、なんでだろう?

この幸せ感は一体なんでだろう?

と思っている自分に気がついていくことになるのです。

そのままで、ありもままで良かった事に気がつくからです。すでに、そこに幸せはあったのです。

努力して、すり減らして変わらなくても良かったんだと、実感する事になりますので。

もうそろそろこの辺で、もう思い切って、「自分の思い通りにしよう」とする執着を手放してみませんか?