皆さんは病気と健康が等価値ですよと聞かされたら、何と思うでしょうか。
仕事と遊びが等価値と言われたら、どう思われるでしょうか。
嬉しいと悲しいも
快適と不快も
きちんとするとルーズも
迷惑をかけるとかけないも
彼女がいる、いないも
実は、どちらが良くて、どちらが悪いということはありません。
例えば、一般的な認識では病気になってはいけないから、健康になるように気をつけると思います。
本当に病気＝悪、健康＝善でしょうか？
あまりにも、当たり前過ぎて答えようが無いとポカンとなるかもしれませんが、本当は病気は良い面と悪い面がちょうど半々、５０％５０％なのです。
健康も良い面と悪い面があり、５０％５０％です。
病気になったら人は健康のありがたさを感じます。健康のときでは考えられない。病気になって自分の体をいたわり、過剰な食事の摂取や負担のかけ過ぎをいましめます。病気が健康の素になっているのです。体に負担をかけすぎた事を自分自身で気がついていきます。
健康の時はこの逆で、少々の負担や暴飲暴食をしてもさしてや気にとめません。なぜなら自分は健康だから、グルメを堪能してしまいますし、無理をしてしまいます。
健康は病気の素、病気は健康の素
病気になれば体をいたわりますが健康ではなかなかそれが出来ない。それが出来るようになるのが病気です。病気にも良い面が５０％在り、健康にも悪い面が５０％在る。今までの認識のように健康が良くて、病気がいけないのではなく、両方とも同じだけの価値がある。
両方あって良いし、両方同じ価値です。両方同じ価値が在るならば、それは価値が無いとも言えます。どちらも良いし、どうでもよいということです。いい悪いではなく、どちらでも良い。
このように、世の中の総ての２極は、実は等価値なのです。価値観をという決め付けをもって見ると、善悪の２極に分かれて咎めてしまいます。これが苦しみや怒り、葛藤の原因です。
この宇宙に良いと悪いはありません。そのような決まりごとはないのです。
価値観とはあくまで人間の決めたルールであり、宇宙大自然の真理ではありません。
良い出来事と悪い出来事はどちらでも良い、出来事はただそう在るだけ。きちんとしなきゃ、ではなくきちんとする事とルーズはどちらも同じ価値ですから、どちらも良い。迷惑をかけても、かけなくてもそれは同じことですから、どちらでも良いのです。彼女が居ても居なくてもどちらも良いしどっちでも良い。仕事が良くて、遊ぶのが悪いでは無い。
そこまで、均等に同じ価値を持てたときにこだわりが無くなり、ストレスから開放されるのです。全ての価値観を見直して白黒を平等にしていく。黒に在る価値を認めていく。源の力が発揮されるのは、その直後です。