パニック症に陥り、発作を経験された方は
「また発作が起ったらどうしよう」と過去の経験を思い出して、
調子が悪くなるという自分原因ループに入る方が多いです。
パニック発作とは
- 呼吸が浅くなる、苦しい、息が吐けなくなる、肩で息をする
- 頭が真っ白になり、正常に考えられない
- 全身に緊張が走り、筋肉に力が入り固まり、どこかに逃げたくなる
- 体が前に丸まる感じになり、体の自由がきかなくなる
- 手汗、発汗
- 挙動不審になる
回避行動とは
過去に体験したあまりにも辛い発作を何とか避けたいと強く思うようになります。
その結果、パニック発作を誘発するような事や場所を回避していくようになります。
電車にのって発作が起った方は、電車や車、飛行機などの乗り物を避けるようになります。
上司から意見を求められた時に発作を起こした場合は、社長や上司を避けるようになります。
人ごみの中で発作がかった方は、次回から人の多くいる場所を避けるようになります。
こうして、飛行機や電車にのれない、会合に出られない、レストランに行けない、
買い物に行けない、レジに並べない、旅行に行けない、飲み会に出られない、出社できないと
生活の質がどんどん下がって、どうしようも無くなるのが不安恐怖の特徴です。
パニック障害の原因の2つのこと
パニック症になる原因は大きく分けて二つあるのですが、
そのうちの1つが、脳の機能不全です。これは脳神経連絡回復のための整体と、
脳が機能を回復させるための食事法、栄養学で改善に導くことができます。
パニック障害につき物の予期不安とは
もう1つが、過去の嫌な経験を思い出して、また調子を崩してしまう
「予期不安」なのです。
実は自分で悪くする予期不安の解除が、非常に難しいのです。
ですが、予期不安を解除させなければ、いずれまた自分で
自分の調子悪くさせてしまいます。
キーワードは嫌な記憶
嫌な記憶を頭の中からきれいに消し去ることが出来れば良いのですが
一度経験した嫌なトラウマは消し去ることは出来ません。
例えば、電車に乗り発作が起った方なら、
電車=嫌
と思います。
これが、
電車=嫌ではない
となるような思いができたら不安が起らないのです。
嫌だと思うストレスのエネルギーだけを抜き去れば良いのです。
ストレス感じるとは、そこに咎めのエネルギーがあるということ
この電車=嫌だという否定のエネルギーを持っているかいないかで、
不安になるか安心できるかが決まります。
「不安に思わないようにするんだ、安心して落ち着け、落ち着け」
と思おうとするではストレスのエネルギーは消えてはいません。
また必ず調子が悪くなります。
ストレスエネルギーを抜くためには、自分の思考の力では無理
は思考の動物ですので、常に思考を使って判断して考えています。
ですから、思考を使ってならない方法を身につけようとしてしまいます。
この考え方ですと悪くなります。
回復するのは、マイナスに考えてしまう思考を抜きさること、手放していく方法です。
常に判断してどちらが良いか、悪いかを判断する思考をストップさせていくことが重要なのです。
エネルギーを消す方法は灯庵カウンセリングの中でお伝えしているのですが
一般的に、なかなか重要視されることはありません。
しかしこのエネルギーを消しておかないと再発を招きます。
患者さんの状態がよくなっただけでは駄目で、ストレスエネルギーを消していく事が重要です。