今のままで、このままで人間何も向上しなくてもよいと言ったら、皆さんどうお感じになるでしょうか。
日々頑張って、何かを目指して、目的を持たないと人間は変われないと私達は教わってきました。
充実した、幸せな未来の為に今、何かを身につけたり、資格を取ったり、それが自分の人生を決めるのだと思ってきました。
それは、それで良いのです。
てすが、それが本当に幸せになる設定でしょうか?
ゴールという目標を設定した瞬間に達成と未達に二極分離します。
達成するまでは、できていない状態ですから、満たされない状態です。
満たされたいから、頑張る。成功したいから、今を犠牲にして、必死に頑張る。それは、今が駄目だからですね。
今の自分は駄目な自分であるという強い不足感を毎日毎日感じているということです。
さて、夢が叶ってそれになれたとしましょう。
達成したその満たされ感はずっと続きますか?
そこからまた、向上しなくてはと新たに始まっていき、その繰り返しの中でまた不足感に悩む毎日ではないでしょうか。
自我は向上思考で常に満たされない
元々自我というのは、何かをしなければという向上思考なので、常に今に満足しないのです。今の自分のままを許せない。今の充足感を感じていけない。自分はまだまだだと、常に不足、不満状態です。
あなたの本質は源ですから、自我がそう思っているんだなと思ってみてください。
それだけで変わってきます。
全て備わっている無限の源が向上しようとは思わないはずです。
完全完璧の源が進化、向上する必要性がない。人はその源に帰っていく。その過程が人生です。
向上する必要性が無いのだと今にくつろげば、今の状態でも良いんだ、今の自分のままで良いんだと、満足できることを見つけていきます。
今日食べたチョコケーキのおいしさ。昼休みに飲んだランチビール。あったかいお風呂。今目の前にある人、物、仕事。
今、足りてますね。今飢えて、不足してはいないのです。
自我の向上欲を優先させると、不足にフォーカスすることになります。
常に、足りない足りないと何かを探して進化しなければという自我に根差した状態です。
今に満足できない人がこれから充足感を感じて生きていけることなど無いのです。
あなたは、あなたのままで良いのです。
今に満足して、今目の前の一瞬を満足に生きれば、至福とともに事は自動的に起こってくるのです。
その起こって来ることを楽しむ。それだけで遥かに良い所まで運んでもらえます。