DON’T THINK, FEEL. 考えるな、感じよ!
これは、かの有名なブルースリーが、映画「ドラゴンへの道」で言っている名セリフの1コマです。人は頭を使って、いろいろな事を考えていますが、この思考とは自我の声なのです。
それに対して、思考とは全く違った真我の声が、「ひらめき」や「直感」と言った形でもたらされます。思考以外の領域のものです。皆さんも、ピンときたとか、なぜか分かったと思うことを多くご経験されていると思います。
先日、クライアントさんとお話しているときに、「直感とはどうやって感じるのかを教えてください」という質問がありました。それについていくつかまとめてみたことをご紹介したいと思います。
人は誰でも直感を感じています。でも直感は気のせいとか、重い過ごしかなと思って、無視してしまったり、せっかくひらめきが来ているのに、思考を使い頭で考えてしまい、でもやはりこうであるだろうと理屈づけして、せっかくの直感を否定してしまっています。これが、ひらめきや直感を汲み取る事ができない理由です。
直感こそが真我(源)からのメッセージなのです
自我、思考にはものごとを解決する力はありません。
自我とは向上心や上昇思考などの欲求を起こすために備わっているものです。これがあるからこそ人間が人間であることができるのです。
しかし、本来人は真我です。その神意識である源に、向上したいとかこう変わりたいという欲求は全くありません。なぜなら、もともと完全で、完璧で無限の存在だからです。
人間を人間たらしめるために必要なこと、
神が人間になる為に必要だったのが、自我(思考)です。
人間になるためにもたらされた自我、思考には向上心が初期インストールされているのです。ですから、もっともっとと欲が出てきます。向上したいと思えばこそ、神が体験できなかった、「今の私は駄目である」が体験できるので、本当の自分は「駄目で出来ない自分」という感覚を、ただ経験してみたかったのです。
直感、ひらめきの領域が、すべての物事を実現、解決させる力をもっている
完全、完璧であり、創造の源である真我こそが、物事を解決したり、実現したりできるのです。なぜなら神そのものに出来ないことはないからです。その源の力を思い出すことこそが、全ての人のゴールです。人生とは素の神へ戻るプロセスなのです。今は、出来ないを体験している人間中ということです。
第一感を大切にする
一番最初に思ったこと、それを行動に移していくということです。たとえば、こちら買いたいと思ったけれども、よく考えたらやっぱり、こちらで良いと思ったとか、熟考して2案、3案を採用することはしないで、第一案を採用していくと直観力が鍛えられます。
2案、3案は自我なのです。頭で考えてしまっているのです。第1案が閃きの場合がほとんどですので、そちらを選ぶとうまくいくことが多いのです。
考えたほうでなく感じたほうを選ぶ
そういう意識をもって生活していくと、直感を捉えられるようになっていきます。
考えるのをやめて、ほかの事をすると直感は降りる
世界中のあらゆる発見や発明、名曲、名作、絵画はすべて源からもたらされています。頭で考えると駄作となってしまうのです。
人々の琴線にふれる名曲や絵画などは、頭で考えて作られるものではありません。
一瞬のひらめきで、ある日いきなり頭の中に降りてきて、それをすらすらと描いていったら出来たというものなのです。努力では無く、一瞬にしてあっという間にすらすらと自動書記のように描けるのです。こうした人間を超越する源の領域から引き出されたものだけが人々の心をうつのです。
世紀の発見や発明もそうなのです。頭で考えて、考えて人間の力で努力しているときには、発明や発見は生まれません。むしろ、もうやめたと思って、気分転換にコーヒーを飲んでいるときや、遊びに行こうと歩いているときや、お風呂に浸かってほっとしているときに繋がり、降りてくるのです。
思考を使い努力するのをやめたときに、源意識に繋がるのです
思考を使っているときは、源とつながりにくいので、なかなか解決ができません。
源意識の領域である、緩みやリラックスが無ければ、直感はおりてはきません。ですから、思考主体になっているなと感じたときは、気分転換に別のことをしていくことが重要です。
源に問いかけて、忘れる
この問題を発生させている私の考えは何ですか?と自分の内側に問いかけます。
自我が主体になって、こうであると定義しているときには、全く問題解決が出来ませんので、「教えてください」と内側の源にお願いして委ねておくのです。頭で解決しようとせずに、源に教えてくださいと問いかけていくのです。そして頭であれこれ考えるのをやめて放っておくと、ある日突然降りてくるか、分かるような現象が目の前に起こります。
開いた本の1ページに答えが書いてあったり、友達がひょんとアドバイスしてくれたり、たまたまつけたテレビでそのことが放送されていたり、私の場合、クライアントさんと話していると、勝手に口がペラペラと思いもしない解決方法を喋ってしまったりと、いろいろな現象を使って、真我は実現方法を与えてくれます。直観力を鍛えていれば、この現象を汲み取る力もついてきます。
「こうであると考える」と定義しないことが重要です。
源に、全部託していくだけで良いのです。
本物、一流の波長にふれる
一番美味しいといわれるコーヒーを飲むことや名作の芸術に触れる事は源の波長の中に身を置くことですから、必然的に源意識とつながりやすくなるのです。
一流の楽器をひいて、その音色を楽しむことも良いでしょう。
一流の温泉につかるのも、大自然の中に身を置くのもよいです。
一流のシェフが作った料理を食べることもよいのです。
ミュージカルや美術館に行くのもよいでしょう。
源意識に繋がっているからこそ、本物が作れるのです。
そこに触れていくことが、自分の直感を高めていきます。源意識が顕現されたものに触れていきましょう!
以上、直観力をつける方法を書いてみました。
考える自分から、感じる自分へ変化してみてください。
源意識、それがすべてを解決実現させていくフォースなのです。